身体の中では何が起こっている? 

2018年08月27日

「変わらないために変わり続ける」より本文引用

・人間は約60兆個の細胞からできていて、それぞれの役割を分担している。しかし、どんな細胞であっても必ず行っている基本的な仕事がある。そのひとつが、細胞の中で作り出したタンパク質などの物質を細胞の人に運びだすという仕事。これを細胞の分泌現象という。胃腸の細胞は消化酵素を分泌する。ランゲルハンス島の細胞はインシュリンを分泌する。神経細胞は伝達物質を分泌する。もしこの分泌が滞ったり、正しく行われないと、私たちの身体はたちまち変調と、病気になつてしまう。だからこそ分泌現象はとても厳密かつ精妙にコントロールされている。


「鎌状赤血球症のこと」https://www.nakano-med.or.jp/topics/2016/03.phpより引用

・アフリカにはこの「鎌状赤血球症」の人が、地域によっては人口の約10%といると言われています。この病気になると、赤血球の中のヘモグロビンという物質の異常のため、本来ならば生存に不利になることで徐々に自然淘汰されて患者が減るはずでした。ところが、この病気を持っている人はアフリカなどに蔓延する、ある「感染症」に強いことが知られています。その「感染症」とは、力に刺されて高熱を発する病気で、現在でも熱帯地方を中心に世界中で毎年1億人もの人々が感染し、数十万人もの人々が生命を落としている有名な病気です。そう、それは「マラリア」なのです。マラリアは蚊が媒介するマラリア原虫が血液中の赤血球に入って増える病気です。ところが、「鎌状赤血球症」の人の赤血球はこの原虫が入るとすぐに壊れてしまい、そのためマラリアが発病しにくい、あるいは治りやすいと推測されているのです。このように、「鎌状赤血球症」の人はマラリアに抵抗力を持っているため、地球上から淘汰されずに子孫にこの病気を伝えてきたというわけです。


「 イタリア・ポルタトーリ村人の話」KTC中央出版 遺伝子小学生講座 より引用

・ポルタリートというのは、動脈硬化になりにくい遺伝子を持った人のこと。このポルタリートは世界中でイタリア北部リモネ村の38人しかいないという。脂っこいものを食べても血管にコレステロールがたまりにくく、そのため心臓病などになりにくく、長生きである。この遺伝子を持つ人は、コレストロールをはぎ取る酵素(タンパク質)を自分の体内に作り出せるのである。その遺伝子は、DNA30億文字対のうち、わたしたちとたった1文字の違いから生じている。

........そのことが発見されてから、製薬会社がこれに注目し、動脈硬化の画期的な治療薬を開発する、という形に発展した。

この村はアルプスの岩盤に守られた典型的な陸の孤島であった。この村の教会には村人全員の11世紀後半から現在にいたるまでの洗礼・婚礼・葬儀の記録が残されていた。現存する38人のポルタリートのルーツを見事にたどることができて、全員に共通する一人の祖先が見つかるという奇跡的な僥倖を得た。そのたった一人の祖先とは、1654年に生まれたポマロリ・ジョバンニという男性だった。この男性の特殊な遺伝子は、じつは突然変異によつて生じたものだった。

この話には、遺伝子とはどういうものかという知識の基本がすべて含まれている。

遺伝子の働きは3つあると言われている。

①タンパク質をつくること ②遺伝子をそっくり正確に複製できること ③その複製の時に突然変異が起こりえるこくる。

・生物が長い間生きているうちに、少しづつ遺伝子の配列が変わります。ときどきとょっと変化します。それを「突然変異」といいます。10年や20年、日本人が生まれてから1000年や2000年ではそんなに変わっていない。でも、何万年、何百万年、何千万年の間にはどんどん変わって、目の色もくるし、皮膚の色も変わるし、髪の毛の色も違ってくる。だからみんな少しづつ変わってきている。それを「進化」といいます。ともかく、年代を経て、どんどん変わってくる。

・世の中にはいろいろな遺伝子を持った人たちがいます。その遺伝子ひとつひとつがみんな違うわけです。病気になりやすいとかなりにくいとか。じつはそれぞれのいろいろなタイプが、あるときは都合よく、別のときにはとても不都合だったりする。世の中の人が少しづつ違う遺伝子を持っているということは、それが世の中全体ではすごく大事なことなのです。もしみんながいっせいに同じになったら、一見よさそうに見えるけれど、突然あるウイルスが襲ってきたら、全員が死んでしまうかもしれない。また環境が突然変わったとき、みんなが同じタイプだと、どの人もそれに対応できなくなつてしまう。だから、どれが本当に一番いいかは、なかなかわからない。

・皆さんには、お父さんやお母さんからもらつた一人ひとり違う遺伝子がある。一人ひとりが持っている多様性、それぞれが違うということも大事だということを理解してもらいたい。








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賢人の言葉などを引用する場合、「」などでわかるようにします。

ならむ うく やまのおゐ よくや まえてぬる ふこしむ いろはをと ちりへほあさき へあさき よふこむ ねならむうく やまの おゐよく やまえて ぬるふこしむ いろは をとち りへほあ さきへ あさきよ ふこむね な らむうく やまのおゐ よくやま えてぬ るふこしむ いろ はをとち り へほあさ きへあ さきよ ふこむねな らむうく やま のおゐよ くやまえ。