赤ちゃんの産み分け方法

1999年刊の「遺伝子=生/老/病/死の設計図」より引用

page28~ 受精のさいには、XYをもつ男性とXXを持つ女性が等しい確率で作られる。我々がこれらの遺伝子をどう評価するかを考えるてみれば、人々がどのように生物学的な判断をしているか、また状況に応じてどのような倫理的判断を下しているかがわかってくる。

☞グーグルで「中国 人口 男女比」「インド 人口 男女比」を検索していただくと、上記の「人々の評価・判断」の意味がよくご理解できると思います。

古代ギリシアでは左の睾丸を縛ると男の子が生まれるとされていたし、中世にはワインとライオンの血を飲んでから満月の下で性交をすると男の子が生まれると信じられていた。効果がないのは同じだが、もう少し穏当な方法としては、北風の日にだけ性交するとか、下着をベッドの右側に吊っておくなどの方法が知られている。

これを商売にするのは、いつの時代にも手軽に一儲けするいい方法だった。なんといっても結局のところは50パーセントの確率で成功するのだから

(1999年の)今日でも、重曹や酢をあるタイミングで使うやり方(X染色体をもった精子とY染色体をもった精子では酸やアルカリに対する抵抗力が違うことを利用している) などがある。

☞グーグルで「赤ちゃん産み分け」を検索しますと、2018年の現代でもまったく同じ理屈で、「産み分けできます」と「ゼリー」なるものを販売している会社の宣伝を見ることができます。なんといっても、成功率は50パーセントですから、まずまず顧客からクレームの来ることも少ないでしょう。逆に、「成功しました !   ありがとうございます!!」喜びの声を受け取るかもしれません。

☞ブログ Step by stepで、側弯整体がなぜお母さんがたを騙すことができたかの理由を説明していますが、理屈はまったく同じです。思春期特発性側弯症は何もしなくても50パーセントは自然緩解することが医学データにより示されています。つまり「整体で施術や体操」を受ける子ども達の半分は「治った」と勘違いすることになるわけです。

......人のやることは何十年たっても、あるいは何百年たっても、何も変わらないのかもしれませんね。それがヒトという生き物かもしれません。それこそ、私達の遺伝子の中には、そのような「騙したり」「騙されたい」という感情の遺伝子が存在しているのかもしれません。


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